匿名さん
「入社1年目でお茶くみを拒否したら全女性が敵に」均等法第一世代の女性を定年まで苦しめたものの正体 「あなたはお茶いらないわよねぇ?」幼稚な嫌がらせが続いた
均等法第一世代の女性たちが定年を迎える年齢に達している。この法律は、女性に何をもたらしたのか。窪田礼子さん(仮名)は男女雇用機会均等法が制定された1985年に就職。入社1年目にお茶くみの廃止と制服の撤廃をやってのけた。女性の負担を和らげると信じて実行したことだったが、かえって女性から批判を受けることになった――(1回目/全2回)。
■給料が8000円も低いのになぜ就業前30分の掃除を…
■会社中に女性の敵をつくってしまった
窪田さんはお茶くみを拒否したことによるいじめを、長い期間にわたって受けてきた。
「…ある日、ひとりの先輩女性Aが、一個1000円近くするデザートを所属部署の人数分買ってきました。そして紅茶も入れて全員にサービスして回り始めました。皆、不思議がりました。
そしてAは私の席に近づくと、私にもそのデザートが乗った皿を差し出しました。私が思わずそれを受け取ると、Aはにっこりと笑って『あなたはお茶はいらないわよねぇ?』と、周囲にも聴こえるような大きな声で言い放ったのです。…
これまで自分たちはずっとお茶を入れて掃除をしてきたのに……と、被害者意識が間違った形で歪んで、自由に振る舞う女性に向かう。だから女性同士のネットワークが育たないんです」
女性の負担を減らすことをしているのに、なぜその女性に敵視されてしまうのか。
「入社1年目でお茶くみを拒否したら全女性が敵に」均等法第一世代の女性を定年まで苦しめたものの正体
出典:president.ismcdn.jp
■「白馬の王子様を探しにきているんだから、邪魔しないで」
一方、お茶くみ廃止に過敏すぎるほどのアレルギーを示した女性社員の内実も見えた。
結婚する目的のためだけに就職した女性にとって、フェミニズム的行動はマイナスでしかない。目の上のたんこぶであり、邪魔でしかない。
「実際、ある先輩から『私は白馬の王子様を探しにきているんだから、邪魔しないで』と言われましたね」